◎米国立ハリケーンセンター (NHC)は16日、ホンジュラスを含む中央アメリカの広い範囲で大雨による洪水や土砂崩れのリスクが高まっていると改めて警告した。
熱帯低気圧サラ(Sara)が中米ホンジュラスの北部付近に停滞し、広い範囲に大雨と強風をもたらしている。現地メディアが16日に報じた。死傷者の情報はない。
北部サンペドロスラでは15日から16日にかけて大雨となり、河川が増水。複数の家屋が浸水した。
地元メディアによると、サンペドロスラの複数の道路が冠水により通行不能となり、多くのコミュニティが孤立したという。
米国立ハリケーンセンター (NHC)は16日、ホンジュラスを含む中央アメリカの広い範囲で大雨による洪水や土砂崩れのリスクが高まっていると改めて警告した。
サラは15日未明、ホンジュラスとニカラグアの国境の西北西約165キロの地点に上陸。この地点には人口約1万3000人の町がひとつあり、それ以外の人口密集地はない。
サラはその後、カリブ海に戻り、ほぼ停滞中。最大風速は15~20メートル。16日午後の時点でホンジュラス・ロアタン島にゆっくりと接近している。
サラはその後、メキシコのユカタン半島に向かって北西に進路を変えると予想されている。気象台によると、サラはユカタン半島を横切った後、消滅する見通し。