熱帯低気圧エリック、メキシコ南部沖を移動中、ハリケーンに成長見通し

気象台はメキシコ南部の広い範囲にハリケーン警報を発令した。
メキシコ南部の海岸から撮影した海(Bloomberg)

国立ハリケーンセンター(NHC)は17日、メキシコ南部近海で熱帯低気圧エリックが発生し、18日までにカテゴリー1のハリケーンに成長する見込みであると発表した。

それによると、エリックは南部ゲレロ州の東南東約725キロメートルに位置し、最大風速は15~20メートル。18日遅くまでに沿岸に接近する見込みだ。

時速約19キロメートルで西北西方向に移動している。

気象台はメキシコ南部の広い範囲にハリケーン警報を発令した。

<ハリケーンの勢力>
▽カテゴリー1:風速 33~44(m/s)
▽カテゴリー2:風速 43~49(m/s)
▽カテゴリー3:風速 50~58(m/s)
▽カテゴリー4:風速 58~70(m/s)
▽カテゴリー5:風速 70~(m/s)

ゲレロ州とオアハカ州の沿岸部には大雨と波浪注意報も発令されている。

両州の沿岸部では激しい雨が予想され、チアパス州、タバスコ州、ベラクルス州の一部およびエルサルバドルとグアテマラも大荒れの天気になる可能性がある。

大西洋のハリケーンシーズンは5月から11月末頃まで続く。

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