◎国営メディアによると、雪崩は18日遅くに発生し、多くの車が巻き込まれたという。
中国当局は19日、チベット自治区のニンティ市にあるトンネル出口付近で雪崩が発生し、少なくとも8人が死亡したと発表した。
国営メディアによると、雪崩は18日遅くに発生し、多くの車が巻き込まれたという。
地元住民も消防の救助活動を支援したと報じられている。
行方不明者の数は不明。現場には救助隊員数百人が派遣され、大型重機も投入された。
国営メディアによると、ニンティ市で雪崩による死者が報告されたのは数年ぶりだという。
雪崩はニンティ市内の高速道路のトンネル出口付近で発生。道路は完全に寸断され、通行できない状態になっている。
中国中央テレビ(CCTV)の取材に応じた女性は、「夫の行方が分からない」と語った。夫婦は地元で旧正月を祝うために空港に向かっていた。
ニンティ市の平均標高は約3100m。チベット自治区の人気観光地のひとつであり、多くの外国人観光客が訪れる。
インド北部カシミール地方のヒマラヤの麓で昨年11月に発生した雪崩ではインド陸軍の兵士3人が死亡している。
インド北部ウッタラカンド州のドラウパディ・カ・ダンダ山(標高5670m)で昨年10月に発生した雪崩では登山客が巻き諸れ、少なくとも26人が死亡した。