▽24日正午時点の焼失面積は61平方キロメートルと推定されている。
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米国東部ニュージャージー州で発生した山火事について、捜査当局は24日、放火の疑いで19歳の男が逮捕・起訴されたと明らかにした。
消防によると、最初の山火事は22日の午前10時前にオーシャン郡で報告され、乾燥と強風により一気に燃え広がったという。
24日正午時点の焼失面積は61平方キロメートルと推定されている。
ニュージャージー州当局は24日朝の声明で、同州在住のジョセフ・クリング(Joseph Kling、19歳)が逮捕・起訴されたと明らかにした。
それによると、被告は第2級放火罪など、複数の罪に問われているという。
被告はオーシャン郡郊外の山林でたき火を放置したとされる。当局は被告の認否を明らかにしていない。
現地メディアによると、被告は24日午後の初公判で罪状に対する答弁をしなかった。勾留審問は4月29日に予定されている。
オーシャン郡の検事は24日午後の記者会見で、「我々は被告がこの山火事を起こした張本人であると確信しており、法が認める範囲で責任を追及する」と述べた。
また検事は「被告が故意に火事を起こしたと信じるに足る証拠がある」と述べる一方、現在も捜査を続けているとし、詳しい説明は避けた。
消防は一時、1300棟以上の建造物が脅威にさらされていると警告。約7000人が自主的に避難した。一部地域には避難命令が出ている。
24日午後の時点で負傷者や建物被害は確認されていない。消防は鎮火率は50%と報告している。