冬の悪天候から身を守るために必要なこと、屋内でも油断しないで
冬季の悪天候は屋内外で多くの危険を内包している。
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冬季の悪天候は安全を確保するうえで様々な危険を伴うと当局が指摘している。米疾病対策センター(CDC)や専門家は一連の危険を避けるための具体的な対策を発表し、住民に事前準備と注意を呼びかけている。
まず室内での安全確保について、当局は冬の嵐時には原則として屋内で過ごすべきだと述べる一方、暖房機器を長時間稼働させることによる一酸化炭素中毒のリスクがある。CDCによると、暖炉やストーブ、ファンヒーターなどの燃焼系暖房機器は換気が不十分だと一酸化炭素を引き起こす可能性がある。また、ポータブル発電機の屋内使用や、車のエンジンをかけたままガレージに停めることも中毒を招く危険があるとしている。一酸化炭素は無色・無臭であるため、検知器の設置と定期的な点検も重要だとしている。
米ベイラー医科大学は一酸化炭素中毒の症状は頭痛や吐き気から意識喪失、けいれんまで幅があり、気付きにくいと説明している。これらの症状が現れた場合は直ちに安全な場所に移動し、新鮮な空気を吸うことが必要だという。
次に低体温症と凍傷のリスクについて、国立気象局(NWS)は寒さと強風により体感温度が急激に下がると指摘している。長時間寒冷下にさらされると体が熱を失い続け、体温が生命維持に必要なレベルを下回る低体温症を引き起こす可能性があるとしている。適切な防寒衣類の着用や、暖かい避難場所、水や食料の確保が重要だ。
住宅設備への影響としては、凍結による配管破裂が挙げられる。特に南部地域では屋外に設置される配管が多く、冬季の低温で凍結しやすいという。テキサス州ヒューストンの配管業者は外気にさらされる配管の断熱や、霜が降りる際には屋内の蛇口を少量流し続けることにより凍結を防ぐ対策が効果的だと説明している。これにより多くの修理を未然に防げるとしている。
また、電気自動車(EV)についても冬季の性能低下が懸念される。低温ではバッテリー内部のリチウムイオンの移動速度が低下し、航続距離が短くなったり充電効率が下がったりする可能性がある。ただし、専門家は計画的な充電や適切な保温対策を行えば通常の移動は維持可能と述べ、さらに寒冷下でも耐性のあるバッテリー技術の開発が進んでいると付け加えている。
当局は特に高齢者や障がい者、ホームレスなどの脆弱な集団に対して、暖かい安全な場所を確保することの重要性を強調している。これらの人々は冬季の危険にさらされやすく、適切な支援と準備が健康被害を防ぐ鍵になるとしている。
冬季の悪天候は屋内外で多くの危険を内包している。専門家らは予報を確認し、周到な準備を行うことが重大事故や健康被害を回避するうえで欠かせないと締めくくっている。
