◎ゴルノバダフシャン自治州は中国およびアフガニスタンと国境を接する。州都はホログ、人口は約22万人。
2023年2月16日/タジキスタン、東部ゴルノバダフシャン自治州の集落(ロイター通信)

タジキスタン東部の山岳地帯で雪崩が発生し、賢明な救助作業が続いている。

山岳地帯のゴルノバダフシャン自治州当局によると、今週初めから広い範囲で雪崩が相次ぎ、これまでに少なくとも17人が死亡、行方不明者の救助活動が続いているという。

ゴルノバダフシャン自治州は中国およびアフガニスタンと国境を接する。州都はホログ、人口は約22万人。

地元当局によると、ホログが最も大きな被害を受けたという。被害の全容は明らかになっていないが、地元メディアは100カ所以上で雪崩が発生したと報じている。

民家少なくとも数十戸が被害を受け、全壊した建物もあると伝えられている。

専門家によると、ゴルノバダフシャン自治州では民家のある地域でも雪崩や落石は珍しくないという。

地元当局はホログで13人、他の地域で4人の死亡を確認。多数の負傷者が出ていると報告した。

アフガン国境に近いイシュカシム地区では女子学生2人が行方不明と伝えられている。

国営テレビは救助隊が倒壊した家屋から子供を救助する様子を報じた。住民たちはスコップや素手で雪を掘り返し、行方不明者を捜索している。

地元当局によると、雪崩の影響を受けた地域の住民数百人が避難を余儀なくされたという。雪崩が発生した地域の道路は通行不能となっている。

地元当局は16日だけで69の雪崩が発生したと報告している。

国営テレビは専門家の話を引用し、「ここ数日の大雪とその後の気温上昇で雪崩のリスクが急激に高まっている」と報じた。

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