◎18号は台湾南部で3日ほど停滞し、広い範囲に大雨と暴風をもたらした。
2024年10月4日/台湾、南部高雄、倒木を処理する男性(AP通信)

台湾南部に大雨をもたらした台風18号(クラトーン)が4日、ようやく熱帯低気圧になり、全土の学校、企業、空港が活動を再開した。

気象台によると、北部沿岸部と内陸の一部地域の大雨警報は5日未明の時点で維持されている。

18号は台湾南部で3日ほど停滞し、広い範囲に大雨と暴風をもたらした。南部と東部の一部地域では停電が続いている。

現地メディアによると、南部高雄、屏東県、花蓮県と新北市の一部を除く全国の学校が4日から授業を再開。2日間欠航していた国内線も再開した。

高雄では風速35メートルを記録。木々や看板が倒れ、道路も冠水した。

台東県の一部地域の6日間の雨量は1700ミリを超えた。

消防局によると、週初めに2人が死亡し、1人が行方不明。500人以上が負傷したという。

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