◎現場の天候は台風18号の影響で大荒れ。雨と風が吹き荒れる中、消防が消火活動に当たった。
2024年10月3日/台湾、南部屏東県、火災が発生した病院(AP通信)

台湾・南部屏東県の病院で火事があり、少なくとも9人が死亡した。現地メディアが3日に報じた。

現場の天候は台風18号の影響で大荒れ。雨と風が吹き荒れる中、消防が消火活動に当たった。

炎は数時間後に鎮火。出火原因は明らかになっておらず、消防が調べている。

中華電視公司は関係者の話しとして、「9人の死亡が確認された」と報じている。死因は明らかになっていない。

それによると、近隣の基地から陸軍兵士が動員され、医療従事者や消防士を支援したり、患者の避難誘導に当たったという。

176人の患者が雨が降りしきる中、近くの避難所に移動した。

気象台によると、18号の勢力は3日午後の時点で992hpa。中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートル、台湾海峡でほぼ停滞している。

台湾南部は過去5日間、大荒れの天気となり、数千人が山間部や低地から避難した。政府は南部高雄と屏東県の市民に対し、不要不急の外出を控えるよう呼びかけている。

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