◎土砂崩れはアルプス山脈の麓の集落近くで22日未明に発生。数軒の民家が巻き込まれたとみられる。
スイス東部グラウビュンデン州ミゾックスで大雨による土砂崩れが発生し、3人が行方不明になっている。地元当局が22日、明らかにした。
それによると、救助隊が女性1人を救助し、行方不明者の捜索を続けている。
土砂崩れはアルプス山脈の麓の集落近くで22日未明に発生。数軒の民家が巻き込まれたとみられる。
救助隊の責任者は地元テレビ局の取材に対し、「災害救助犬やドローンも投入して3人を捜索している」と語った。
アムヘルド（Viola Amherd）大統領はX（旧ツイッター）に声明を投稿。「被害の大きさにショックを受けている」と書き込んだ。
地元メディアによると、この土砂崩れにより、マッターホルンの麓のリゾート地ツェルマットと都市部を結ぶ鉄道も影響を受けたという。
同鉄道は22日午後、ツェルマット線の運行を再開すると発表した。
ツェルマットはバレー州のリゾート地であり、今回の土砂崩れで外界から遮断されていた。
ソーシャルメディアで共有された動画にはツェルマットを流れる小さな川が濁流となり、街路に泥水が流れ込む様子が映っていた。
