◎消防は災害救助犬やドローンを使って現場の状況を確認し、陥没に巻き込まれた人がいないか捜索している。
スウェーデン西部で土砂崩れが発生し、その影響で高速道路が幅500メートルにわたって陥没した。地元当局が23日、明らかにした。
それによると、土砂崩れは第二の都市ヨーテボリ近郊の高速道路近くで23日未明に発生。スウェーデン南部からノルウェーに抜ける高速道路の一部が幅500メートルにわたって陥没し、乗用車4台とバス1台が巻き込まれ、3人が入院したという。
高速道路の近くにあるレストランなども被害を受けた。
地元メディアによると、地元の消防当局は現地時間午前1時45分に最初の通報を受け、現場に急行したという。
消防は災害救助犬やドローンを使って現場の状況を確認し、陥没に巻き込まれた人がいないか捜索している。
土砂崩れの原因は明らかになっていない。地元メディアによると、この地域では発破や掘削作業を含む多くの建設作業が行われているという。
またヨーテボリ近郊ではここ数日、大雨が降っていた。
公共放送スウェーデン・テレビ(SVT)は関係者の話しとして、「土砂崩れが発生した現場近くで建設が進められているビジネスパークの工事が始まった直後に、高速道路の一部に亀裂が入った」と伝えている。
スウェーデン国家警察は現場に捜査官を派遣し、調査に当たるとしている。