▽メキシコ国境に近いテキサス州南部のイダルゴ郡の被害が特に深刻で、当局が非常事態を宣言した。
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米南部テキサス州とメキシコの国境付近で大雨による洪水が発生し、少なくとも4人が死亡した。現地メディアが29日に報じた。
それによると、メキシコ国境に近いテキサス州南部のイダルゴ郡の被害が特に深刻で、当局が非常事態を宣言した。
米ABCニュースはイダルゴ郡で3人の死亡が確認された報じている。
メキシコのレイノサでは83歳の男性が溺死したと伝えられている。
米国立気象局(NWS)は最大都市マッカレンを含むイダルゴ郡の広い範囲に大雨警報を発令していた。
ABCによると、テキサス州南部では27日夜から28日の朝まで大雨となり、多くの道路が冠水。数十台の車が身動きが取れなくなったという。
NWSはいくつかの地域に対する洪水警報・注意報を維持している。
現地メディアによると、29日朝の時点で雨は小康状態になったという。道路の冠水は概ね解消したと伝えられているが、地元当局はアンダーパスに近づかないよう呼びかけている。
マッカレン中心部にある病院は1階に水が流れ込んだと報告している。この地域のいくつかの学区は授業を取りやめた。
NWSによると、イダルゴ郡の24時間雨量は多いところで350ミリを超えたという。マッカレンは150ミリ、ハーリンジェンのバレー国際空港の雨量は350ミリに達した。