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台風24号がフィリピン北中部直撃、1人死亡、数千人避難

24号は19日午後にマニラ湾上空を通過。最大風速は35メートルを記録した。気象台によると、24号は20日未明の時点で北部ルソン島を離れ、北西に移動中。
2025年10月9日/フィリピン、南部ミンダナオ島ダバオ市、地震発生直後の様子(AP通信)

フィリピン北部と中部に台風24号(フンシェン)が接近・上陸し、広い範囲で大雨となり、少なくとも1人が死亡、2万2000人以上が避難を余儀なくされた。当局が19日、明らかにした。

24号は19日午後にマニラ湾上空を通過。最大風速は35メートルを記録した。気象台によると、24号は20日未明の時点で北部ルソン島を離れ、北西に移動中。

中部カピス州では18日の大雨で1人が死亡。同州では多くの村で洪水が発生し、24号接近で被害が拡大した。

首都マニラの南東に位置するケソン州では19日、住民が24号の接近前に切り倒そうとした樹木が小屋を直撃し、5人が死亡した。

ケソン州警察の本部長はAP通信の取材に対し、「この5人は台風24号関連の災害で亡くなったと考えているが、署員が現場の状況を確認し、関係者から話しを聞いている」と語った。

気象台によると、今年フィリピンに被害をもたらした台風はこれで18個目。南部ミンダナオ島沖では今月10日にマグニチュード7.4の地震が発生し、80人以上が死亡、13万棟以上の家屋が被害を受けた。

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