ポルトガルの広い範囲で大雨、3人死亡、竜巻とみられる突風も

首都リスボン南方の地区では広い範囲が冠水し、浸水した住宅で高齢夫婦の遺体が見つかった。

ポルトガルの広い範囲で大雨となり、少なくとも3人が死亡、数十人が負傷した。当局が15日、明らかにした。

それによると、首都リスボン南方の地区では広い範囲が冠水し、浸水した住宅で高齢夫婦の遺体が見つかったという。

別の地区では竜巻とみられる突風が発生。複数の建物が損壊し、85歳の女性が死亡した。

内務省によると、少なくとも28人が負傷し、うち2人が重傷だという。

被害の全容は明らかになっておらず、中央政府と関係自治体が調べている。

英イングランドとウェールズでも広い範囲で大雨となり、救助隊が避難活動を展開している。ケガ人の情報はない。

ポルトガルと隣接するスペインの一部地域でも数日前から雨が降り続き、道路の冠水や土砂崩れが発生した。