スペインで山火事猛威、7人死亡、1570平方キロメートル消失
消防士たちは過去20年で最悪の山火事に対処すべく、各地で奮闘している。
.jpg)
スペインの複数の地域で山火事が急拡大し、消防が24時間体制で消火活動に当たっている。
EUのコペルニクス気候変動サービス(C3S)によると、スペインの今年の山火事による焼失面積は1570平方キロメートル(東京23区面積の2.5倍)を超えたという。(8月14日時点)
消防は16日の声明で、北部を中心に少なくとも14の山火事が延焼中で、その多くが制御不能状態であると述べた。
今年の山火事で亡くなった人は7人。数十の建物が消失し、数千人が避難を余儀なくさえている。
消防士たちは過去20年で最悪の山火事に対処すべく、各地で奮闘している。
気象台によると、2週間前に始まった極度の高温と乾燥はしばらく続く見通し。
北西部ガリシア州では複数の炎が合流して大きな山火事となり、高速道路と鉄道が閉鎖を余儀なくされた。
地元メディアによると、ガリシア州の複数の地域に避難命令が発令中。ケガ人の情報はない。
スペイン国立気象局(AEMET)は16日、ほぼ全ての地域で極端な高温と乾燥が続き、北部地域の最高気温はしばらく40度前後、高いところでは45度に達する恐れがあると警告した。
スペイン、ポルトガル、アルバニア、モンテネグロ、ドイツ、イタリア、フランスなどの気象当局は様々な種類の暑さ警報を発令中。市民に不要復旧の外出を控え、水分補給を怠らないよう呼びかけている。
スペインでは5月から7月中旬までの間に熱中症で1200人近くが死亡している。