◎フィリピンは環太平洋火山帯に位置し、定期的に地震や火山噴火に見舞われている。
フィリピン南部ミンダナオ島沖でM6.7の地震が発生し、少なくとも1人が死亡した。地元当局が17日、明らかにした。
米地質調査所(USGS)によると、震源地はミンダナオ島の南端沖。震源の深さは78キロ。
コタバト州ジェネラル・サントスにある2つのショッピングモールでは天井が落ち、数人が病院に搬送された。
ソーシャルメディアで拡散した動画にはショッピングモールの天井が落ちた現場で泣き叫ぶ女性の姿が映っていた。
地元テレビ局は州当局者の話しとして、「市内の複数の学校から天井が落ちたり、外壁が剥がれたという報告があった」と伝えている。
フィリピン火山地震研究所によると、潮位の変化はほとんど見られなかったという。
被害の全容は明らかになっておらず、陸軍・警察・消防・自治体が連携して調査に当たっている。
大統領府の報道官は17日、マルコス・ジュニア(Ferdinand Marcos Jr)大統領が関係機関に対し、地震の影響を受けた全ての地域に必要な支援を送り、市民の命と安全を確保するよう命じたと発表した。
フィリピンは環太平洋火山帯に位置し、定期的に地震や火山噴火に見舞われている。