米カリフォルニア州南部の山火事概ね鎮圧、ケガ人や建物被害なし
この火災は4日午前に発生し、強い風にあおられて急速に拡大した。
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米カリフォルニア州南部リバーサイド郡で発生した山火事について、消防当局は5日、広範囲に出していた避難命令を解除した。それによると、火災は5日午後までに約75%が封じ込められ、延焼の勢いもほぼ止まったという。
この火災は4日午前に発生し、強い風にあおられて急速に拡大した。焼失面積は16平方キロメートルに達し、ロサンゼルスの東方に位置する住宅地やレクリエーション地域に影響を及ぼした。風速は最大で25メートルに達し、煙の拡散や火勢拡大を招いた。
こうした状況を受け、当局は周辺地域に避難命令を出し、学校の閉鎖など生活への影響も広がった。しかし5日朝までに風が弱まり、消防活動が進展したことで、広い範囲で避難命令が解除された。残る区域についても同日中の解除が見込まれる。
消火活動には約260人の消防隊員が参加し、航空機による放水や消火剤の投下も行われた。また、乗馬用の自然歩道が延焼阻止線の構築に役立ち、地上部隊の展開を後押しした。こうした複合的な対応が封じ込めの進展につながったとみられる。
現時点で建物被害は報告されておらず、人的被害の情報もない。一方で、火災の原因については依然として調査中であり、当局は引き続き警戒を呼びかけている。
カリフォルニア州ではこの数カ月、乾燥した気候と強風が重なることで山火事が頻発し、今回も典型的な気象条件のもとで発生した。風の弱まりが収束に寄与した形だが、今後も同様のリスクが続くとみられ、地域の防災体制や早期避難の重要性が改めて浮き彫りとなった。
