▽これまでに4人が死亡、6人が負傷し、数千人が避難を余儀なくされている。
韓国・キョンサン南道山清郡などで発生した山火事について、政府は24日、さらに3つの郡を「特別災害区域」に指定すると発表した。
最初の山火事は21日の午後3時頃に発生したとみられ、乾燥と強風の影響で延焼。一気に燃え広がった。これまでに4人が死亡、6人が負傷し、数千人が避難を余儀なくされている。
山清郡に住む64歳の男性はロイター通信の取材に対し、「30年以上住んでいた家が全焼した」と語った。
男性は政府に対し、被災地に必要な支援を提供し、復興に向けた取り組みを進めるよう求めた。
被害の全容は明らかになっておらず、政府と自治体が連携して調査に当たっている。山火事は25日未明の時点で延焼中。
山清郡はすでに特別災害区域に指定されており、自治体は政府の財政支援を受けることができる。
ハン・ドクス（Han Duck-soo）大統領代行は24日、キョンサン南道の蔚山、キョンサン北道の2つの郡を特別災害区域に追加指定した。
大統領府によると、憲法裁判所の判決を受けて大統領代行に復帰したハン氏はその日のうちに被災地を訪れ、避難者と面会。利用可能なすべての資源を現場に投入し、被災者支援にも全力を挙げると約束したという。
