◎金正恩 党総書記は7月31日に被災地で開かれた会議に出席し、自治体の首長を叱責。浸水を防げなかった者を厳しく罰するよう求めた。
2024年8月1日/北朝鮮、洪水被災地を視察する金正恩党 総書記ら(KCNA)

韓国政府は1日、大雨による被害が拡大している北朝鮮に援助物資を送る用意があると表明した。

北が韓国の援助を受け入れるかどうかは不明だ。

聯合ニュースによると、北は韓国政府の申し出に反応していない。

南北問題を扱う統一省は声明で、「最近の暴風雨の後、北の市民が直面している人道的困難に対処するため、韓国は迅速に物資を提供する用意がある」と表明した。

また同省は北の赤十字社に対し、必要な物資の種類と量、提供方法を決定するための協議に応じるよう求めた。

北の朝鮮中央通信(KCNA)は7月31日、最近の豪雨により、北西部の複数の地域で4100棟の家屋、7400エーカーの農地、その他多くの公共建築物、構造部、道路、鉄道が被害を受けたと報じた。

死傷者の数には言及していない。

それによると、金正恩(Kim Jong Un)党総書記は7月31日に被災地で開かれた会議に出席し、自治体の首長を叱責。浸水を防げなかった者を厳しく罰するよう求めたという。

韓国の専門家によると、核開発に熱心なキムは治水対策に興味を示さない一方、このような自然災害が発生した時は自治体に責任をなすりつけ、処刑することも珍しくないという。

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