◎地震はガジアンテプ県付近で現地時間午前4時17分頃に発生。震源の深さは17.9km。地震の規模を示すマグニチュードは7.8。
トルコ当局は6日、シリア国境に近い南東部ガジアンテプ県でM7.4の地震が発生し、これまでに15人の死亡を確認したと発表した。
米地質調査所(USGS)によると、地震はガジアンテプ県付近で現地時間午前4時17分頃に発生。震源の深さは17.9km。地震の規模を示すマグニチュードは7.8。
トルコ災害緊急事態対策庁(AFAD)は地震の規模をM7.4と報告している。
国営アナトリア通信によると、首都アンカラを含む他の都市でも揺れを感じたという。被害の全容は明らかになっておらず、警察・消防が捜索と救助活動に当たっている。
地元当局は南部オスマニエ県で5人、シリアと国境を接するシヤンルウルファ県で10人の死亡を確認したと報告している。
ガジアンテプ県では多くの建物が倒壊し、市民が多数巻き込まれたと伝えられている。
ソイル(Suleyman Soylu)内相は記者会見で、「少なくとも10の都市で被害が報告されている」と述べた。
アナトリア通信はガジアンテプ県でショッピングモールが倒壊したと報告している。死傷者の有無は不明。
シリア、レバノン、キプロス、パキスタンのガザ地区のメディアも揺れを感じたと報じた。
USGSによると、最初の地震から約15分後にほぼ同じ地点でM6.7の余震が確認された。
トルコは世界で最も地震の多い地域のひとつであり、北西部で1999年に発生したM7.6の地震では1万7000人以上の死者が出た。