◎聯合ニュースによると、21日未明の時点で負傷者の報告はない。
台風9号(ジョンダリ)が20日、韓国の南部沿岸や首都ソウルに大雨と強風をもたらした。現地メディアによると、これまでに負傷者は確認されていないという。
台風9号は20日午後9時時点で黒山島の南方約30キロに位置し、時速37キロで北に向かっている。
すでに熱帯低気圧に変わっているものの、20メートルほどの強い風を伴い、21日朝に南部沿岸に上陸した。
気象台は低気圧がソウル首都圏を通過するにあたり、風より雨に警戒する必要があると呼びかけた。
政府も船舶の安全確保、地下通路や半地下住居などで浸水の恐れがあるとして、市民に警戒態勢を維持するよう促している。
気象台によると、済州島南部と本土南部の一部地域の24時間雨量は多いところで130ミリほど。当局は数十の公園、橋、道路を閉鎖した。
100以上の国内便で欠航や遅延が発生している。
聯合ニュースによると、21日未明の時点で負傷者の報告はない。