◎慶尚北道(キョンサンプクド)などで複数の民家が土砂崩れに巻き込まれた。
韓国の中部と南東部で大雨による洪水や土砂崩れが相次ぎ、少なくとも26人が死亡、10人が行方不明となっている。地元メディアが15日に報じた。
それによると、慶尚北道(キョンサンプクド)などで複数の民家が土砂崩れに巻き込まれたという。
地元メディアは当局者の話しとして、「ここ数日の集中豪雨で少なくとも10人が行方不明となり、5600人近くが避難を余儀なくされた」と伝えている。
被災地では今月9日頃から大雨が続き、停電も発生している。報道によると、15日午後の時点で約2万5500世帯が停電し、4200人以上が避難所にとどまっているという。
国内の定期便と新幹線の一部も運休となり、200近い道路が閉鎖されたままとなっている。被害の全容は明らかになっておらず、中央政府と地方自治体が連携して調査に当たっている。
気象台によると、大雨は収まりつつあるものの、一部地域では16~17日まで雨が続く見通し。
15日にウクライナを電撃訪問した尹錫悦(Yoon Suk Yeol)大統領は声明で、「韓悳洙(Han Duck-soo)首相に利用可能な資源をすべて動員して被災地の支援に当たるよう命じた」と明らかにした。
中部の公州市と青陽郡の9日以降の雨量は600mmを超えたと伝えられている。