◎クワズール・ナタール州はこの数年、何度も壊滅的な洪水に見舞われている。
南アフリカ・クワズール・ナタール州郊外で大雨による洪水が発生し、少なくとも21人が死亡、民家など約1400戸が被害を受けた。地元当局が30日、明らかにした。
それによると、洪水は25日に発生。州郊外の複数の集落が被災し、29日時点で21人の遺体が収用されたという。
地元当局は民家を含む建造物約1400戸が全壊または損壊したと報告している。
被害の全容は明らかになっておらず、陸軍・警察・消防・ボランティアが救助・捜索に当たっている。
地元テレビ局の取材に応じたボランティアは「31日も増水した河川などで捜索を続ける予定で、死者の数は増える可能性がある」と語った。
クワズール・ナタール州はこの数年、何度も壊滅的な洪水に見舞われている。
今年6月に港湾都市ダーバンとその周辺で発生した洪水では7人が死亡、7人が行方不明のままである。
昨年4月の大洪水では440人以上が死亡した。