◎ヨハネスブルグとその近郊ではこの3カ月、大雨が続き、市内の河川水位は高い状態が続いているという。
2022年12月4日/南アフリカ、ヨハネスブルグ郊外の川、行方不明者を探す当局者(AP通信)

南アフリカ当局は4日、ヨハネスブルグのジュクスケイ川(Jukskei River)で鉄砲水が発生し、少なくとも9人が死亡、8人が行方不明と発表した。

当局によると、鉄砲水は3日に発生し、川沿いで宗教儀式を行っていた信徒が巻き込まれたという。

救助隊は3日に2人の遺体を収容し、4日の早い時間に7人の遺体を発見した。

AP通信によると、警察は事故を目撃した信徒などに当時の状況を確認しているという。警察は声明で、「行方不明者は確定しているだけで8人にのぼり、さらに増える可能性がある」と報告している。

ジュクスケイ川沿いでは宗教団体による洗礼や儀式が頻繁に行われているそうだ。

ヨハネスブルグ消防の広報担当は記者会見で、「消防・警察・関係機関は市内の宗教団体に、川沿いで儀式を行う際は最新の気象情報を確認するよう警告していた」と語った。

地元メディアによると、ヨハネスブルグとその近郊ではこの3カ月、大雨が続き、市内の河川水位は高い状態が続いているという。

消防の広報担当は、「川に近づく際は上流で雨が降っていないか確認してほしい」と呼びかけた。

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