◎中部の山岳地帯で大雨が降り、線路上に土砂が流入。列車が脱線した。
スロベニアで暴風雨による事故が相次ぎ、少なくとも2人が負傷した。地元当局が4日に明らかにした。
それによると、中部の山岳地帯で大雨が降り、線路上に土砂が流入。列車が脱線したという。
この列車は乗客約20人を乗せ、中部の町から首都リュブリャナに向かっていた。地元当局によると、運転士は落石に気づいて速度を落としたものの、岩にぶつかり脱線したという。
この事故の影響で当該路線は終日運休となった。
さらに列車が脱線した現場の近くでは別の土砂崩れも発生し、バスが巻き込まれた。
地元メディアによると、このバスは中部の自治体が運営するコミュニティバスのひとつ。救助隊は運転手と乗客を救助し、このうち2人を病院に搬送したという。2人のケガの程度は軽く、命に別条はないと伝えられている。
中部の町リティヤでは高校の屋根が暴風雨で破損し、休校となった。リュブリャナでは数軒の民家で浸水被害が確認された。