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米国北東部の気温わずかに上昇、南部は春の陽気に

ニューヨーク市では8日朝、ここ3年で最も低い気温となる氷点下16度を記録した。
2026年2月8日/米ニューヨーク市のハドソン川沿い(Getty Images/AFP通信)

米国北東部では今週にかけて危険な寒気のあと、わずかな気温上昇が予想されている。週末にかけて流れ込んだ寒気は依然として地域の広い範囲に影響を及ぼしているものの、9日にかけては平年をわずかに下回る程度まで上昇すると見込まれている。 

ニューヨーク市では8日朝、ここ3年で最も低い気温となる氷点下16度を記録した。ハドソン川の水面が部分的に凍結するなど厳しい寒さが続き、通勤者らも厚手の防寒具に身を包んでバス停などで列をなす光景が見られた。東海岸のメイン州からノースカロライナ州に至る広い範囲で、マイナスの体感温度となる強い風が吹き、寒さに関する注意報・警報が発令された。 

こうした極寒状態に対して、米国各地で低体温症や凍傷への注意を呼びかける声が上がっている。寒さが続く地域では、子どもや高齢者、持病のある人々が特に影響を受けやすいと専門家が指摘しており、寒冷下での長時間の屋外活動を避けるよう助言されている。 

気象台によると、北東部では9日午後までに気温が上昇し、ニューヨーク市で0度、ワシントンDCでは1度程度まで上がる見込みだ。しかし、これらの気温は依然として平年値を下回るものであり、体感としては寒さが続く。週末にかけてニューヨークで予想されている最高気温は2度前後、ワシントンDCは5度前後と予想されている。 

一方、中西部や南部の広い範囲では週間を通じて平年より高い気温となる見込みだ。ネブラスカ州では9日に23度、アトランタでは18度が記録される可能性があるほか、テキサス州の一部では27度台に達する予想も出ている。これにより、冬型の寒気は北東部にとどまる一方、国内の他地域では春のような気候となる地域もある見込みだ。 

気象当局は寒さのピークは過ぎつつあるものの、北東部では引き続き寒冷が続くため、危険な寒さへの備えを維持するよう呼びかけている。特に夜間や早朝の外出時には、十分な防寒対策を行うことや停電時の対応準備、高齢者やペットの安全確保などが重要だとしている。

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