◎救助隊は洪水に見舞われた地域で3人の死亡を確認した。
西インド洋の島国セーシェルで大雨による洪水と土砂崩れが発生。さらにマヘ島の工業地区で大規模な爆発があり、数百人が負傷した。現地メディアが7日に報じた。
それによると、救助隊は洪水に見舞われた地域で3人の死亡を確認したという。
さらにマヘ島のプロビデンス工業地区にある爆発物貯蔵施設で爆発が発生。当局は少なくとも178人が軽傷を負ったと報告している。
爆発の原因は明らかになっていない。
爆発は7日の現地時間午前2時頃に発生。マヘ島では北部を中心に、6日の夕方から大雨となっていた。
国営テレビによると、マヘ島のいくつかの地域で土砂崩れが発生。道路が使用不能になり、数百人が救助を待っている。
国営テレビは爆発が置きたとされるプロビデンス工業地区の映像を公開。「建物は粉々に吹き飛び、周囲の木々はなぎ倒され、大きなクレーターができた」と伝えている。
ソーシャルメディアで共有された動画にはこの爆発に巻き込まれたとみられる人々が病院で手当てを受ける様子が映っていた。
ラムカラワン(Wavel Ramkalawan)大統領は同日、非常事態を宣言。市民に対し、「緊急サービスやその他の必要不可欠な労働者の仕事を優先する必要がある」と述べ、自宅にとどまるよう命じた。
保健省によると、爆発で負傷した人々は首都ビクトリアの病院で手当てを受けているという。国営テレビは重傷を負った警察官が集中治療室で治療を受けていると報じた。