▽突風による倒木や雹(ひょう)による通報は400件を超え、複数の州で少なくとも6つの竜巻が確認された。
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米中西部の広い範囲で大荒れの天気となり、少なくとも5人が死亡、数十万世帯が停電している。現地メディアが3月31日に報じた。
それによると、中西部では30日から暴風雨が吹き荒れ、31日午前の時点で、ミシガン州が約30万世帯、ウィスコンシン州で5万世帯、インディアナ州では4万世帯が停電している。
突風による倒木や雹(ひょう)による通報は400件を超え、複数の州で少なくとも6つの竜巻が確認された。
この暴風雨により少なくとも5人が死亡。ミシガン州では家族が乗る車に倒木が直撃し、2歳女児、4歳男児、11歳の少年が亡くなった。
インディアナ州ではトレーラーが強風で横倒しになり、1人が死亡。さらに、北部の道路を走行していたバギーが強風で吹き飛ばされ、運転手が死亡した。
国立気象局(NWS)はインディアナ州に暴風警報を出している。
東海岸でも風が強まり、雹が降る恐れがある。
NWSによると、中西部の低気圧は31日午前の時点でジョージア州アトランタ周辺に位置し、今後、ゆっくり北上する見通し。
フロリダ州、ジョージア州、サウスカロライナ州、ノースカロライナ州の広い範囲に雷警報が発令中。NWSは竜巻が発生する可能性があるとして、市民に対し、最新の気象情報を確認し、必要に応じて自治体の指示を待たずに避難するよう促している。