米国中部で竜巻被害相次ぐ、8人死亡、数十人負傷
今回の嵐は竜巻シーズンの到来を示すものとみられている。
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米国中部から中西部にかけて、竜巻を伴う激しい嵐が相次ぎ、各地で被害が拡大している。現地メディアによると、一連の悪天候により7日午後の時点で少なくとも8人が死亡、数十人が負傷した。被害は主にミシガン州とオクラホマ州で発生し、住宅の倒壊や停電など深刻な被害が報告されている。
今回の嵐は3月初旬から続いており、複数の強い竜巻が発生した。確認されている竜巻は10数個に上り、ミシガン州南西部では町を直撃した。ユニオンシティなどでは複数の住宅が全壊し、木々が根こそぎ倒されるなど大きな被害が出た。ミシガン州では少なくとも4人が死亡、10数人が負傷したと報告されている。
一方、オクラホマ州でも竜巻が発生し、複数の死者が確認された。車で移動中だった母親と13歳の娘が竜巻に巻き込まれて死亡するなど、住民が逃げる間もなく被害に遭ったケースも報告されている。ほかにも同州内で2人の死者が確認され、被害は広い地域に及んでいる。
国立気象局(NWS)によると、今回の嵐は暖かく湿った空気と上空の強いジェット気流が重なったことで発達した。こうした条件は巨大な積乱雲を生み、竜巻や大粒のひょう、突風を伴う激しい雷雨を引き起こす。実際、中部ではテキサス州から五大湖周辺まで広い範囲で竜巻警報や注意報が出され、多くの住民が警戒を続けている。
また停電も広範囲で発生し、数万世帯が影響を受けている。道路の封鎖や建物の損壊も相次ぎ、各地で救助や復旧作業が続いている。被災地では避難所が開設され、自治体や救急当局が住民支援に当たっている。
さらにNWSは週末にかけて同様の悪天候が続く可能性があると警告している。中部から東部にかけて数千万人が影響を受ける恐れがあり、竜巻や突風、洪水などへの厳重な警戒が呼びかけられている。
今回の嵐は竜巻シーズンの到来を示すものとみられている。被害地域では今後もさらなる悪天候への備えが求められており、当局は住民に対し、警報が出た場合は速やかに安全な場所へ避難するよう呼びかけている。
