◎ウラル川の全長は約2428キロ。ウラル山脈の南部からロシアとカザフを通り、カスピ海北端へと流れている。
ロシア・ウラル山脈南部の都市オルスクのダムが大雨により決壊し、数千人が避難を余儀なくされた。国営メディアが6日に報じた。
それによると、決壊したのは中部オレンブルク州のカザフスタン国境近くにあるダム。ウラル川沿いの住民約2000人が避難を余儀なくされたという。死者は確認されていない。
地元当局は声明で、「ダムは5日夜に決壊し、ウラル川沿いの住宅地に水が流れ込んだ」と明らかにした。
それによると、6日朝の時点で2400以上の住宅が浸水し、停電も発生したという。
非常事態省のオルスク支部は「ダムの水位が限界点の5.5メートルをはるかに超える9.3メートルに達した」と報告している。
当局によると、オルスク以外の町や集落でも洪水が発生し、4000人近くが避難したという。これにオルスクの避難者が含まれているかどうかは不明である。
ウラル川の全長は約2428キロ。ウラル山脈の南部からロシアとカザフを通り、カスピ海北端へと流れている。