◎カムチャツカ半島はモスクワの東約6600kmに位置し、世界で最も地熱活動が活発な地域である。
2021年3月8日/ロシア、極東カムチャツカ半島のクリュチェフ山(Boris Smirnov/AP通信)

ロシア当局は20日、極東カムチャツカ半島にある2つの火山が噴火したと報告した。

噴火したのはクリュチェフ山(標高4750m)とシベルチ山(標高3283m)。国営テレビは専門家の話を引用し、「火山活動はしばらく続くとみられる」と報じた。

クリュチェフ山はユーラシア大陸で最も標高の高い活火山である。

カムチャツカ半島はモスクワの東約6600kmに位置し、世界で最も地熱活動が活発な地域である。半島内には多くの活火山がある。

専門家によると、今回の噴火は19日に半島で発生した地震に関連している可能性があるという。

ロシア科学アカデミーは声明で、「クリュチェフ山で1時間に10回噴火を観測した」と述べている。

また同アカデミーによると、シベルチ山からも溶岩が流れ出したという。

カムチャツカ半島の人口は約5000人。今回噴火した2つの火山の中間に小さな町があるようだ。距離は30~50kmほど離れている。

半島最大の都市ペトロパブロフスクカムチャツキーとクリュチェフ山は450kmほど離れている。

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