▽スタッドレスタイヤやチェーンなどの装備のない車で道路を走らない▽車での外出を控える▽運転する場合はスピードを控える。
ルーマニアとモルドバの広い範囲が猛吹雪に見舞われ、少なくとも1人が死亡、数万世帯が停電した。地元当局が26日、明らかにした。
モルドバの警察当局によると、乗用車がスリップして街路樹に激突し、運転手の男性が死亡したという。
サンドゥ(Maia Sandu)大統領の報道官は国民に対し、不要不急の外出を控えるよう呼びかけた。
モルドバ国家警察もテレグラムに声明を投稿。▽スタッドレスタイヤやチェーンなどの装備のない車で道路を走らない▽車での外出を控える▽運転する場合はスピードを控えると書き込んだ。
ルーマニアの気象当局は東部の広い範囲に暴風雪警報を出した。
AP通信は政府関係者の話しとして、「電力会社から東部を含む広い範囲で停電が発生し、少なくとも400の地域が影響を受けている」と報じた。
ルーマニア国家警察によると、東部の複数の高速道路と国道が閉鎖されたという。国営電力会社は少なくとも69の地域に請負会社の作業員を派遣し、送配電線の復旧作業に当たっていると報告した。
隣国ブルガリアでも冬の嵐となった。中央政府は26日、全土に非常事態宣言を発令。北東部を中心に数千世帯で停電が発生した。
ブルガリアではこの24時間で交通事故により2人が死亡、36人が負傷した。首相府によると、強風の影響で複数の高速道路が閉鎖され、「配電線が倒木で損傷した」という通報が100件以上寄せられているという。