中国・広東省で洪水、元台風1号が大雨もたらす
数時間にわたって豪雨が続いた結果、懐集県では約3万人が避難を余儀なくされた。
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中国南部・広東省で大雨による洪水が発生し、数万人が避難を余儀なくされた。国営メディアが18日に報じた。
中国中央テレビ(CCTV)によると、消防と警察がゴムボートを使って身動きが取れなくなった市民を避難させたという。
数時間にわたって豪雨が続いた結果、懐集県では約3万人が避難を余儀なくされた。
報道によると、懐集県の道路の5割が冠水したという。一部地域では停電が発生し、インターネットもつながりにくくなっている。
CCTVが報じた空撮映像には泥色の水面から高層マンションや木々が突き出ている様子が映っていた。
一部地域では水深が1階の半分ほどに達し、車の屋根部分のみが露出していた。
懐集県は広西チワン族自治区との境界付近に位置する。
気象台によると、この地域では元台風1号と前線が激しい雨をもたらしている。
広西チワン族自治区では先週末、大雨により2カ所で土砂崩れが発生し、5人が死亡した。