インド北部土砂崩れ、4人死亡、行方不明者の捜索続く

気象庁は今後数日間、同地域でさらに激しい雨が降ると予報している。
2025年8月6日/インド、北部ウッタラカンド州、土砂崩れが発生した現場(AP通信)

インド北部ウッタラカンド州で発生した土砂崩れについて、地元当局は6日、行方不明者の捜索を続けていると明らかにした。

事故はヒマラヤ山脈に近い同州郊外の地区で発生。山岳地帯の土砂と濁流が住宅地に流れ込み、少なくとも4人が死亡、少なくとも11人の軍兵士を含む数十人が行方不明になっている。

同州では5日未明から大雨となり、軍・警察・消防が出動。少なくとも60人が救助された。

地元メディアによると、住宅地では洪水も発生し、複数の住宅や市場などで浸水被害が確認されたという。

州当局は6日の声明で、「これまでに4人の遺体を収容し、土砂崩れと建物の倒壊に巻き込まれた数十人を捜索している」と明らかにした。

また当局は悪天候、道路の損壊、険しい地形が救助活動を妨げていると述べた。

軍の兵士は土砂崩れが発生した地区から7キロほど離れた場所にある基地で被災。洪水に巻き込まれた。

気象庁は今後数日間、同地域でさらに激しい雨が降ると予報している。

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