◎この地域では23日から大雨となり、複数の地域で土砂崩れや洪水が発生。北スマトラ州の4つの地区で多くの民家が被害を受けた。
インドネシア・スマトラ島で発生した土砂崩れについて、地元当局は26日、これまでに20人の死亡を確認し、2人の行方を捜していると明らかにした。
この地域では23日から大雨となり、複数の地域で土砂崩れや洪水が発生。北スマトラ州の4つの地区で多くの民家が被害を受けた。
当局は25日の夕方に同州カロ県で4人の遺体を収容。同県の犠牲者は10人となった。
被害の全容は明らかになっておらず、政府と自治体が調査している。
郊外の集落では増水した河川に2人が流され、行方不明になっている。
消防は25日、北スマトラ州郊外の山間部の集落で24日遅くに発生した土砂崩れの現場から6人の遺体を収容したと発表。9人が自力で脱出し、現場で応急手当てを受けた。
この集落では複数の家屋が全壊し、2人の子供を含む4人の死亡も確認されている。
インドネシアは雨期にあたる10月から3月にかけて、毎年多くの地域で洪水や土砂崩れが発生する。