▽東海岸では20日から雨が続いている。
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オーストラリアの東海岸で大雨による洪水が発生し、少なくとも2人が死亡、2人が行方不明になっている。地元当局が22日、明らかにした。
地元メディアによると、ニューサウスウェールズ州シドニー北部の住宅街で発生した洪水では500人以上が救助された。
東海岸では20日から雨が続いている。
オーストラリア放送協会(ABC)によると、シドニー近郊でこの規模の洪水が発生したのは約100年ぶりだという
ニューサウスウェールズ州政府はSNSに声明を投稿。「一部の地域では今後24時間でさらに300ミリの雨が降ると予想されている」と述べ、市民に対し、避難勧告に備えるよう求めた。
中央政府も声明を出し、5万人が影響を受ける可能性があると警告した。
ABCによると、2日余りで500人以上が救助され、その多くが冠水した道路に車で突っ込み、身動きが取れなくなった人であったという。
消防は21日、シドニー郊外の住宅で63歳男性の遺体を収容。22日早朝には30代男性の遺体が見つかった。消防によると、この男性は冠水した道路を移動中、流されたという。
60歳の女性は21日夜、冠水した道路でSUVが動かなくなり、警察に通報。このSUVは22日に見つかったが、女性は行方不明のままである。
49歳男性は21日夜、「外を見に行く」と家族に言い外出。行方不明になった。
州政府は14の避難所を開設している。