南米ウルグアイに寒波襲来、ホームレス7人死亡、非常事態宣言も
寒波は23日に襲来し、南半球の穏やかな冬に慣れた市民を驚かせた。
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南米ウルグアイが南極から伸びる異例の寒気団に見舞われ、今週だけで少なくとも7人のホームレスが死亡した。政府は緊急事態を宣言し、避難所を開設している。
寒波は23日に襲来し、南半球の穏やかな冬に慣れた市民を驚かせた。
気象台によると、4年ぶりに一部地域で雪が降り、気温はマイナス3度まで低下。26日には寒波が緩和され、今後数日で全国的に気温が上昇する見込みだ。
保健当局が凍傷や低体温症の危険性について数多くの警告を発する中、ホームレスの人々は深刻な状況に直面した。
支援団体は首都モンテビデオの各地に散らばり、人々に屋内に入るよう説得を試みた。
警察によると、寒さにより死亡した7人のホームレスは国内各地で発見された。そのうち1人は橋の下で寝ていた男性、もう1人はバスステーションで、もう1人は川近くのテントで見つかった。
ウルグアイの人口は約340万人。中南米の中で最も安定した民主国家である一方、ホームレスの数は近年増加傾向にあり、2024年の報告によると、ホームレスは2700人を超え、その大多数がモンテビデオに住んでいる。