中国北部で大雨、2人死亡、2人行方不明=国営メディア

中国中央テレビ(CCTV)によると、河北省で2人が死亡、2人が行方不明になっているという。
2025年7月24日/中国、首都北京の通り(AP通信)

中国北部の広い範囲で大雨による洪水や土砂崩れが発生し、少なくとも2人が死亡、数千人が避難を余儀なくされている。国営メディアが27日に報じた。

中国中央テレビ(CCTV)によると、河北省で2人が死亡、2人が行方不明になっているという。

陝西省の富平県では26日夜、1時間に145ミリの猛烈な雨を記録。報道によると、複数の地区で住宅の浸水被害が確認されたという。

中国水利部(気象台)は首都北京と隣接する河北省を含む11の省・地域に対し、小中規模の河川で氾濫のリスクが高まっているとして、洪水警報を発令した。

北京郊外の複数の農村部でも洪水や土砂崩れが発生。CCTVはその多くで停電と通信障

害が発生し、3000人以上が避難したと伝えている。

河北省に近い保定市では過去数日の雨量が平年1年間分に到達。気象台は保定市の広い範囲で土砂災害のリスクが劇的に高まっているとして、土砂災害警戒情報を出した。

専門家は極端な降雨が中国の農業部門に年間2兆8000億ドル(約413.6兆円)規模の被害をもたらす可能性があると指摘している。

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