ポルトガルとスペインで山火事猛威、消火活動続く
スペイン、ポルトガル、イタリア、ギリシャ、トルコなどでは5月中頃から気温が急上昇し、山火事が多発。各地で最高気温が40度を超え、50度を超えた地域もあった。
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ポルトガル北部とスペイン中部で山火事が猛威を振る中、数千人の消防士が消火活動に当たっている。
ポルトガルのメディアによると、首都リスボンの北方300キロに位置する山林で発生した山火事は30日午前の時点で延焼中。約800人の消防士が消防ヘリ・飛行機の航空支援を受けながら消火・伐採を行っている。
この山火事は28日に発生。観光客に人気のハイキングロードが閉鎖された。
スペイン中部カスティーリャ・イ・レオン州アビラ県でも数カ所で山火事が延焼中。消防は30日、広い範囲で強風となり、消火活動を妨げていると報告した。
首都マドリードの西方約100キロに位置する集落には煙が大量に流れ込み、自治体は住民に不要不急の外出を控えるよう呼びかけた。
被害の全容は明らかになっておらず、鎮火の目途も立っていない。
スペイン、ポルトガル、イタリア、ギリシャ、トルコなどでは5月中頃から気温が急上昇し、山火事が多発。各地で最高気温が40度を超え、50度を超えた地域もあった。
EUの統計によると、6月25日から7月2日までの間に欧州の12都市で熱中症とみられる症状で亡くなった人は2300人に達したという。