◎土砂崩れはダバオデオロ州の郊外にある金鉱山の村マサラで6日夜に発生。少なくとも31人が救助され、病院に搬送された。
フィリピン南部ダバオデオロ州郊外で発生した土砂崩れについて、地元当局は8日、これまでに11人の死亡を確認し、100人以上が行方不明になっていると報告した。
土砂崩れはダバオデオロ州の郊外にある金鉱山の村マサラで6日夜に発生。少なくとも31人が救助され、病院に搬送された。
AP通信の取材に応じた州当局者は、「陸軍、警察、民間のボランティアは2次災害の恐れがあるため、8日午後に捜索・救助活動を一時中断し、9日午前から再開する予定である」と語った。
中央政府によると、マサラと周辺の集落で生活する1165世帯以上が安全のため避難所に移されたという。
金鉱山の労働者数十人を乗せたバス2台も土砂崩れに巻き込まれたと報告されている。そのうち何人かは窓から逃げ出し、難を逃れた。
フィリピン南部では数週間前から雨が続いていた。気象当局によると、土砂崩れ発生時のマサラの天候は晴れであった。