米国東部に「冬の嵐」接近中、ニューヨーク市に猛吹雪警報
気象台は22日から23日にかけて記録的な降雪や強風、沿岸部での高潮、洪水に警戒を呼びかけている。
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米国東部に強力な「冬の嵐」が週末にかけて接近し、5000万人以上が暴風雪や大雪の影響に備えている。気象台は22日から23日にかけて記録的な降雪や強風、沿岸部での高潮、洪水に警戒を呼びかけている。今回の嵐は州間高速道路95号線沿いを中心に大雪をもたらす見込みで、ニューヨーク市では今年初めて猛吹雪警報が発令された。同市に猛吹雪警報が出たのは2017年3月以来である。
国立気象局(NWS)は21日、デラウェア州、ニュージャージー州、ニューヨーク市、ロングアイランド、コネチカット沿岸部などが30センチ以上の降雪と強風に見舞われる可能性があると警告した。また、デラウェア沿岸からニューイングランド南部にかけての海岸地域には高潮の可能性があるとして洪水注意報も発令中、高潮時には軽度から中程度の沿岸浸水が懸念されている。気象台は今後24時間以内にさらに多くの警報が出る可能性があると予想している。
ニューヨーク州のホークル(Kathy Hochul)知事は22郡を対象に非常事態宣言を出し、積雪量が最大60センチに達する可能性があると警告した。
ホークル氏は21日の記者会見で、「ニューヨーカーは何でも対処できると思いがちだが、今回は真剣に受け止める必要がある」と述べ、州兵を動員して支援にあたると明らかにした。ニュージャージー州知事も全21郡に非常事態宣言を出し、外出を控えるよう市民に呼びかけた。
ニューヨーク市のマムダニ(Zohran Kwame Mamdani)市長はX(旧ツイッター)への投稿で、安全確保のため市民に外出自粛を呼びかけた。またマムダニ氏は23日朝の状況について、「通勤時間帯に降雪と強風により視界が大幅に低下し、非常に滑りやすい路面となる」とし、「歩道や道路は危険な凍結状態になる可能性もある」と警告した。市内では22日の午前6時ごろから雪が降り始め、午後に向けて降雪が強まる予報で、夜にかけてさらに強い風が吹くと予想されている。積雪量は30~40センチ程度と見込まれ、一部地域では50センチ近く積もる可能性もあるという。
今回の低気圧は南部のノースカロライナやバージニア沖から急速に発達しながら北東に進むと予想されており、ペンシルベニアやニュージャージーなど東海岸沿いの広い範囲で大雪と強風、沿岸域での高潮の影響が懸念されている。特に海岸沿いの地域では猛吹雪や視界不良が深刻化する可能性が高く、当局は市民や旅行者に最新の気象情報を確認し、不要不急の外出や運転を控えるよう呼びかけている。
