◎国家警察と陸軍を被害地に派遣し、市民を浸水地域から避難させている。
オマーン、首都マスカット(Getty-Images)

アラビア半島・オマーンの東部で大雨による鉄砲水が発生し、少なくとも17人が死亡した。地元当局が15日、明らかにした。

それによると、東部シャルキーヤの広い範囲で大雨となり、あるケースでは小学生数人が濁流に流され死亡したという。

UAE(アラブ首長国連邦)のドバイや他の地域でも大雨となっている。

国営テレビは政府関係者の話しとして、「国家警察と陸軍を被害地に派遣し、市民を浸水地域から避難させている」と報じた。

消防によると、これまでに17人の死亡が確認され、数人が行方不明になったという情報もあるという。被害の全容は明らかになっていない。

オマーンを含む中東諸国では治水対策が進んでおらず、大雨に弱く、しばしばこのような鉄砲水が発生する。

ドバイでは15日夜から16日朝まで大雨が続くと予想されている。

ドバイの気象台は大雨、洪水、暴風警報を出し、一部地域の住民に警戒を呼び掛けている。国営テレビによると、ドバイ市内の公立学校は16~17日までオンライン授業で対応する予定。

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