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全米各地で大荒れの天気、5000便欠航、低気圧猛威


低気圧は3月中旬から国内を横断する形で広がり、中西部や五大湖周辺では大雪、南部や東部では強風や雷雨など、地域によって異なる激しい気象現象をもたらしている。
2026年3月15日/米ニューヨーク州のジョン・F・ケネディ国際空港(AP通信)

米国で発達した低気圧の影響により、航空便の欠航や遅延が相次ぎ、全米の空港で混乱が広がっている。低気圧は3月中旬から国内を横断する形で広がり、中西部や五大湖周辺では大雪、南部や東部では強風や雷雨など、地域によって異なる激しい気象現象をもたらしている。

航空追跡サイト「フライトアウェア」によると、米国内では16日までに3400便以上が欠航し、1万4000便以上が遅延した。さらに週末からの累計では5000便以上が欠航し、航空網に大きな影響が出ている。各地の主要空港では運航スケジュールの乱れが続き、多くの乗客が足止めされる事態となった。

今回の嵐は広い範囲に影響を及ぼしている。中西部のミネソタ州やウィスコンシン州などでは暴風雪となり、一部地域では50センチを超える積雪が観測された。ウィスコンシン州ウォーソーでは58センチの積雪が記録されるなど、交通機関や生活インフラが大きな影響を受けている。

また強風による被害も広がっている。テキサス州からオハイオ州にかけての広い範囲で突風が報告され、30メートルを超える強風が観測された州もある。これらの強風は建物や送電線に被害を与え、テキサス州からニューヨーク州までの広い地域で50万戸以上が停電する事態となった。

嵐の影響は航空だけでなく社会活動にも及んでいる。ワシントンDC周辺では強風や雷雨のリスクが高まり、連邦政府は職員の安全確保のため早期退庁を指示した。各地の学校でも休校や授業開始の遅れが相次ぎ、市民生活にも影響が広がっている。

さらに気象当局は嵐が東へ進むにつれて新たな危険が生じる可能性があると警告している。中西部では引き続き吹雪が続く見込みで、東部や南東部では雷雨や竜巻を伴う激しい嵐が発生する恐れがあるという。今回の気象システムにより、全米で1億人以上が悪天候の警戒対象となっている。

航空各社や関係当局は利用者に対して運航情報を事前に確認し、予定の変更に備えるよう呼びかけている。嵐は東海岸へ向かって移動するとみられ、航空便の乱れや交通への影響はしばらく続く見通しである。

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