◎エチオピアの雨季は7月から9月中旬頃まで続く。
エチオピア北部アムハラ州郊外で大雨による土砂崩れが発生し、少なくとも10人が死亡、8人が重傷を負った。現地メディアが25日に報じた。
それによると、土砂崩れは24日に発生。複数の家屋が巻き込まれたとみられる。
国営テレビは地元当局者の話しとして、「これまでに10人の死亡が確認され、8人が重傷を負い、病院に搬送された」と伝えている。
また当局者は「被災した集落および周辺地域の住民約2400人が避難を余儀なくされている」と明らかにした。
フェイスブックに投稿された写真には1人の遺体を掘り起こす人々の姿が映っていた。
土砂崩れが発生した時間や、捜索が続いているかどうかは明らかになっていない。
エチオピアの雨季は7月から9月中旬頃まで続く。
南西部の旧南部諸民族州郊外で今月初めに発生した土砂崩れでは少なくとも13人が死亡、300人以上が避難を余儀なくされた。
同州では先月末にも大規模な土砂崩れが発生し、250人以上が死亡、数百人が行方不明のままである。国連人道問題調整事務所(OCHA)はこの土砂崩れによる死者を500人と見積もっているが、被害の全容は明らかになっていない。