ナイジェリア中部洪水、死者151人に、3000人避難
ナイジャ州の北部地域では28日午後から大雨となり、広い範囲が冠水した。
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アフリカ西部・ナイジェリア中部ナイジャ州で発生した洪水について、当局は5月31日、これまでに151人の死亡を確認し、3000人以上が避難を余儀なくされていると明らかにした。
ナイジャ州の北部地域では28日午後から大雨となり、広い範囲が冠水。AP通信は当局者の話しとして、少なくとも500世帯が被害を受け、数百の家屋が全壊または損壊したと報じた。
ナイジャ州政府の報道官はAPの取材に対し、「少なくとも151人が死亡、3000人以上が避難を余儀なくされ、死者数は増える可能性がある」と語った。
地元メディアによると、雨は30日午前までに収まり、都市部の水はほぼ引いたという。
ティヌブ(Bola Tinubu)大統領は30日の声明で、ナイジャ州に迅速に支援を提供するため、災害対策本部を設置するよう命じたと明らかにした。
ナイジェリアの雨季は4月から10月頃まで続く。
ナイジェリア、チャド、マリ、ニジェールは昨年9月、100年に1度の大雨に見舞われ、洪水により1000人以上が死亡、400万人以上が避難を余儀なくされた。