▽少なくとも2つの大きな山火事が延焼中。全体の鎮火率は23日午後の時点で35%。
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米国東部ニュージャージー州で山火事が発生し、延焼範囲が50平方キロメートルに拡大した。消防当局が23日、明らかにした。
それによると、少なくとも2つの大きな山火事が延焼中。全体の鎮火率は23日午後の時点で35%。
ニュージャージー州政府は声明で、「この山火事はさらに拡大し、過去20年間で最大の山火事になる可能性がある」と予想した。
消防によると、最初の山火事は22日の午前10時前にオーシャン郡で報告され、乾燥と強風により一気に燃え広がったという。
ニュージャージー州消防局の広報担当は地元テレビ局の取材に対し、「オーシャン郡の地元住民から、山から煙が上がっているという通報を受け、現場に急行した」と語った。
消防は1000棟以上の建造物が脅威にさらされていると警告。5000人以上の住民が自主的に避難した。一部地域には避難命令が出ている。
23日午後の時点で負傷者や建物被害は確認されていない。
報道によると、州内で少なくとも2万5000世帯が停電。ABCニュースは関係者の話しとして、「山間部の基幹送電線に炎が迫っているため、送電を停止した」と伝えている。
国立気象局(NWS)はニュージャージー州の23日の天気について、「午前中は北から強い風が吹き、風速10~15メートルに達する恐れがあるが、午後には高気圧がこの地方に移動し始めるため風は落ち着き、25日午後から雨になる可能性がある」とした。