◎この登山家と一緒に行動していたとみられるアイルランド人の男性登山家の遺体は18日に収容されている。
ネパール・ヒマラヤ山脈のアンナプルナ(Getty Images)

ネパール当局は20日、ヒマラヤ山脈のアンナプルナ(標高8091m)で氷河のクレバス(割れ目)に落ちたインド人の男性登山家が救助されたと明らかにした。

この登山家と一緒に行動していたとみられるアイルランド人の男性登山家の遺体は18日に収容されている。

首都カトマンズに拠点を置く登山グループによると、この2人ともう1人のインド人女性登山家はアンナプルナの山頂から下山する途中で事故に遭ったとみられる。

女性登山家は下山中に体調を崩し、雪原で一夜を過ごしたものの、救助隊のヘリに救助され、奇跡的に生還した。

AP通信によると、山岳救助隊はインド人男性を20日に救助し、病院に空輸したという。

男性の容体は明らかになっていない。

ヒマラヤ山脈では春の登山シーズンが始まったばかりである。今年も数百人の登山家がエベレスト(標高8848m)などの頂を目指す。

エベレストでは先週、登山家3人がクレバスに落ち、行方不明になっている。3人は第1ベースキャンプに向かう途中で深さ約50mのクレバスに転落したと伝えられている。

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