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▽この地震は28日の正午頃に発生。震源地はミャンマー中部、第2の都市マンダレー近郊、震源の深さは10キロ。その後もM6.4の地震を含む余震が相次いでいる。
2025年3月28日/タイ、首都バンコク、地震による倒壊した33階建てビルの残骸(AP通信)

ミャンマーと隣国タイを襲ったマグニチュード7.7の地震について、ミャンマーの軍事政権は29日、これまでに第2の都市マンダレーや首都ネピドーなどで1644人の死亡を確認し、行方不明者の捜索を続けていると明らかにした。

タイの首都バンコクでは建設中の33階建てビルが倒壊するなどして、これまでに17人の死亡が確認された。地元当局はこのビル倒壊で少なくとも83人が行方不明になっているとして、24時間体制で救助活動に当たっている。

ミャンマー軍政と対峙する民主派政治組織「挙国一致政府(NUG)」は29日、救援活動を促進するため、国軍との戦闘を一時停止すると発表。軍政は停戦についてコメントしていない。

NUGは30日から2週間軍事作戦を停止するとしている。

この地震は28日の正午頃に発生。震源地はミャンマー中部、第2の都市マンダレー近郊、震源の深さは10キロ。その後もM6.4の地震を含む余震が相次いでいる。

被害の全容は明らかになっておらず、軍政の統治下にない地域でも被害が報告されている。ミャンマーの国土の半分以上が反体制派の支配下にある。

軍政によると、これまでに1644人の死亡を確認。負傷者数は3408人に達し、行方不明者も139人に増加した。

隣国タイで死傷者が確認されたのはバンコクのみ。複数の建物が被害を受けた。

死者のうち10人は市中心部の市場近くの高層ビルが倒壊した現場で確認された。バンコク当局は83人と連絡が取れていないと報告している。

ペートンタン内閣は地震発生直後に災害対策本部を設置し、自治体と連携して被災者への支援と行方不明者の捜索・救助を主導している。

ビル崩壊現場には大型重機が投入され、瓦礫の撤去作業が進められている。

ロシア、中国、インドなどがミャンマーに救援チームと支援物資を送っている。

しかし、他国からチームや機材が空輸されても、空港の被害が受け入れを妨げているようだ。AP通信によると、ネピドー国際空港の管制塔は倒壊。マンダレー空港も大きな被害を受けている。

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