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米国南部で大荒れの天気、非常に激しい雷雨や竜巻も

国立気象局(NWS)によると、1月10日現在、深南部で発達中の低気圧により、広範囲で強い雷雨が続き、竜巻や突発的な洪水のリスクが高まっている。
2026年1月8日/米オクラホマ州パーセル、竜巻被害の様子(ABCニュース)

米国南部を中心に非常に激しい雷雨や竜巻、突発的な洪水の発生が引き続き懸念されている。国立気象局(NWS)によると、1月10日現在、深南部で発達中の低気圧により、広範囲で強い雷雨が続き、竜巻や突発的な洪水のリスクが高まっている。このためアラバマ州やジョージア州を中心に、800万人超が洪水注意報対象となっている。

10日早朝までにミシシッピ州の一部では既に活発な嵐が観測され、午前から午後にかけて条件がさらに悪化すると予想されている。予報では、ニュ―オーリンズ(ルイジアナ州)からサウスカロライナ州クレムソンに至る広い範囲で、破壊的な風や竜巻、大きな雹(ひょう)を伴う雷雨が発生する可能性があるとしている。主要都市ではアトランタ(ジョージア州)やペンサコーラ(フロリダ州)も影響圏内に含まれる。

この低気圧は同時に大量の降雨をもたらしており、南部各地で9日午後から夜にかけての降水量が100ミリに達し、局地的には200ミリに達する可能性があると予想される。このため、洪水による道路冠水や低地の浸水、排水不良地域での生活や交通への影響が懸念されている。

気象専門家は、竜巻や突発洪水の発生には暖かく湿った空気と強い風のせん断が重要な要素であり、これらの条件が南部を通過する低気圧システムと重なっていることが今回の危険度の高さにつながっていると指摘している。また、気象モデルは嵐の東への移動を示し、この雨雲は夜間にかけて南東部からアパラチア山脈地域や北東部にも波及する見込みである。これにより大都市圏でも強い雨や突発的洪水、風の影響を受ける可能性があるとしている。

NWSは対象地域の住民に対し、最新の気象情報の取得、屋内の安全場所への避難計画の確認、避難経路の確保、洪水時の低地・橋梁・浸水道路の通行回避などを呼びかけている。特に夕方から夜間にかけては視界が低下し警報の確認が遅れる可能性があるため、携帯端末やラジオなど複数の情報源で警報を受信するよう促している。

今回の嵐は米国南部だけでなく、北東部や中西部でも影響が予想され、全土的に気象リスクが高まっている。このため今後数日間にわたり予断を許さない状況が続くと見られる。

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