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米国「冬の嵐」、厳しい寒さ続く、死者100人超

今回の「冬の嵐」はメキシコ湾岸からニューイングランドにかけて広い範囲に及んでおり、南部フロリダ州でも異例の冷え込みや雪が報告された。
2026年2月1日/米フロリダ州クレルモントのブルーベリー農園(AP通信)

米国では週末に急発達した低気圧の影響で東部を中心に記録的な大雪がもたらされた後、広範囲でさらに厳しい寒さが続く見込みである。国立気象局(NWS)が2日、明らかにした。今回の「冬の嵐」はメキシコ湾岸からニューイングランドにかけて広い範囲に及んでおり、南部フロリダ州でも異例の冷え込みや雪が報告された。

NWSによると、極寒の空気は週明けの2日朝まで続くとみられ、東部を中心に数千万人が氷点下での生活を余儀なくされている。また、以前のもブリザーの影響で電力が途絶している地域もあり、寒さが収まるまで復旧作業が進まないと予想されている。

フロリダ州ではパンハンドル地域では気温がマイナス6度まで低下し、南フロリダでも0度まで下がった。この冷え込みにより、通常温暖な気候のフロリダで雪が舞う光景が見られ、寒さに弱いイグアナが木から落ちたり、イチゴやオレンジの果実に氷が付着したりするなど異例の状況が発生した。農家は作物を守るために散水して氷の保護層を形成する対策を行った。

ノースカロライナ州シャーロット周辺で歴史的な大雪となり、交通網や空の便に大きな影響が出た。フライトキャンセルは全米で数千便に達し、州間高速道路では多数の衝突事故や立ち往生が発生した。ノースカロライナ州では交通事故による死者も確認されている。

さらに、寒波に関連した死者数は全米で100人を超え、テネシー州やミシシッピ州では2日時点で数万世帯が停電中である。テネシー州ナッシュビルの電力会社は、来週中にほとんどの顧客への電力供給を再開できる見通しと発表した。

専門家は今回の寒波について、南部から北東部まで記録的な寒さをもたらし、通常は雪や低温が珍しい地域でも大雪や氷点下の気温を観測したことから、異常気象の一例として注目されている。気象台は引き続き寒さへの備えを呼びかけている。

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