◎ミナンカバウ国際空港はマラピ山の北方約110キロに位置する。
インドネシア・西スマトラ州のマラピ山が噴火し、火山灰の影響でミナンカバウ国際空港が閉鎖された。現地メディアが22日に報じた。
それによると、同空港は飛行機の離着陸に影響が出る可能性があるとして、22日午後に閉鎖されたという。
これにより、マレーシアからの国際便2便と国内線13便が影響を受けた。閉鎖は午後10時に解除される予定だが、火山灰の状況によっては延長もあり得るとしている。
マラピ山は今月3日に大噴火。噴煙の高さは1万5000メートルに達し、数百キロ先で降灰が確認された。当局は登山中に噴火に巻き込まれた登山者23人の死亡を確認している。
ミナンカバウ国際空港はマラピ山の北方約110キロに位置する。
インドネシア火山地質災害対策局(PVMBG)によると、マラピ山は3日以降も小規模な噴火を続けている。
ミナンカバウ国際空港の担当者は地元メディアの取材に対し、「クアラルンプール便を含む計15便が欠航となり、火山灰の状況によっては閉鎖延長もあり得る」と語った。
同空港は公式ホームページに声明を掲載。利用者に対し、最新の運航状況を確認するよう促した。